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レオンの生きざま

ダークロのPVの最後にはスタッフ名が数秒表示されています。これは「今回のクオリティはこの人たちを中心に出していこうよ!」という意気込みの表れです。ダークロの魅力はこの熱いスタッフを語ることで伝えられるかもしれません。そこで私の視点でスタッフを順に紹介していきたいと思います。

 
 
まずはシナリオライターの菅正太郎さんです。


菅さんはTVアニメ、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』シリーズや『交響詩篇エウレカセブン』、『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』などの脚本をされています。CAPCOMとはデビル・メイ・クライ4やバイオハザード ディジェネレーションでお付き合いがあります。


ディジェネレーションではバイオ4以降、2005年設定のレオンとクレアのドラマが、迫力があるフルCG映像で制作されています。その脚本を世界観構築を含め作られたのが菅さんです。


すでにお話したとおり、ダークロは前作を超えた“臨場感”をテーマの一つにしています。つまりセリフひとつとっても、臨場感を出すために手を抜けない要素なのです。セリフをもっとリアリティのある、生感あふれる言葉にしたい。そんな思いで菅さんにお願いしました。


原案をシナリオにしていく中で、最初の問題はレオンというキャラクターを今回どう描くかということでした。レオンはバイオ2、バイオ4、ディジェネレーションと数年の時を経て成長しています。そもそもゲームの発売も、1998年に発売されたバイオハザード2からすでに10年以上の月日が流れています。そんなわけで今回は、バイオ2そのままではなく、バイオ4、ディジェネレーションとユーザーが見てきたレオン像の変遷を意識して、もういちど新たにレオンを描きなおしたいという気持ちがありました。


UCを含めクロニクルズの世界では、ちゃんとそれぞれのキャラクターの目的、意思を立ち返って設定しなおしてきました。キャラクターの魅力や世界観を出すためにゲームに直接関係しなくても重要だと考えています。


しかし、あらためて向きあってみるとレオンは意外と難しいキャラクターなのです。
クリスやジルとちがって、クールで伝わりにくい。


ラクーン市では事件に巻きこまれた新米警官にすぎなかったのに・・・いつのまにか生き方を変えている。
レオンの目的、目標って何だと思います? お金? 愛? 野望? 名誉? 復讐? 


菅さんはすでにディジェネレーションでレオン像を作りあげていますので、今回のレオンもそれに繋がる統一感あるものをめざしました。今や凄腕エージェントであるレオン。いったい何があって、そんな生き方を選んだのでしょう?


僕と菅さんとのあいだではかなりの試行錯誤が続きましたが、それは次第に固まってきました。
レオンの生きざま、それはダークロで伝えたいテーマのひとつなのです。


■瀬戸康洋プロフィール
神奈川県出身。アラフォー世代。アンブレラ・クロニクルズ、ビートダウン等のディレクターを担当。
実ははるかそれ以前にバイオハザード関連のタイトルを担当していたこともある。それはおいおいお話できたら良いと思います。

2009.05.08