オーケストラの重厚感
今回はBGMへのこだわりの話です。
先日、BGMのオーケストラ収録を行いました。
バイオハザードにはオーケストラが合う楽曲が多いと以前から考えており、さらなるクオリティとスケール感をアップしようという試みです。それはもう、収録日が楽しみでした。
さて、今回の収録作業は東京室内楽協会さんにお願いすることになりました。
13種類以上の楽器と40名を超える演奏者で編成されたオーケストラ部隊と、30名からなるコーラス部隊で収録を行いましたが、それはもう壮大なものでした。その迫力に圧倒されます。
打ち込みの音楽では生み出せない強いエネルギーが、そこに存在するのでしょうか。
しかし、このオーケストラ収録は簡単にできるものではないのです。まず“オーケストレーション”という作業が必要になってきます。これはいわば曲を分析し、それぞれの楽器に演奏を割り当ててオーケストラ化する作業なのです。
じつはゲームの曲は人が演奏することを前提に作られていない場合が多く、今回のようにオーケストラ化する上で不都合な部分の修正が多く発生します。
オーケストレーションの作業には、その道の専門家である平野義久さんにお願いしました。平野さんは作曲家として多くのアニメやゲーム音楽を手がけられておられます。また、クラシック音楽も得意とされ、今回の作業を担当するのにあたっては、まさにうってつけでありました。こうして平野さんの手によって原曲をオーケストラ用に譜面化していただきました。
さて、ベロニカシナリオの作曲編曲はオリジナル作曲者である三浦健さんにお願いしていると以前ブログに書きました。そして、もちろんバイオ2シナリオのBGMにもこだわりつがあります。
バイオ2シナリオの作曲・編曲はオリジナルを担当されていた内山修作さんにお願いしています。内山さんはバイオ2だけでなくバイオ4の音楽も担当されており、現在はフリーで活躍されています。御二人にお任せすることで、作曲陣は最高のキャスティングになったのではないかと自負しています。
オリジナルを作り上げた作曲陣から提供をいただく極上のアレンジ。
プロの技が光る至高のフルオーケストレーション。
そしてオーケストラ部隊が奏でる濃密で重厚感のある楽曲の数々…。
ダークロではオーケストラ化されたBGMも必聴です!
追伸
じつはカプコンからこの夏、三浦さんと内山さんのお二方に関連した商品も発売されます。
PS2をお持ちの方に朗報ですが、オリジナルのコード:ベロニカ 完全版、バイオハザード4がパックで装いも新たに販売されます。さらにこの中にはサウンドトラックが収録されており、三浦さんと内山さんが過去に担当されていた作品が収められているのです。みなさん、ご興味がありましたらぜひお買い求めください。
■バリューパック:バイオハザード コード:ベロニカ 完全版 バイオハザード4
発売日:9月17日予定
価格:¥3990(税込)
対応ハード:PlayStation(R)2
ジャンル:サバイバルホラー

※サントラCDは初回生産分のみとなります。
サントラCDは数に限りがあります。特典がなくなり次第、終了致します。
■瀬戸康洋プロフィール
海外旅行好き。アンブレラ・クロニクルズ、ビートダウン等のディレクターを担当。ホラー小説が好きで、好きな作家はS・キング、マストなアイテムは初期の作品である「呪われた町」と「ファイアスターター」。この二作品、映像化されていますが小説が特にお勧めです。
2009.07.17

