アシュフォードの血
コード:ベロニカ編はロックフォートという島が舞台です。その島の支配者がアレクシアとアルフレッドという兄弟で、ストーリーの中心人物となります。そしてこの二人の血筋が「アシュフォード家」です。
ヨーロッパ、名門貴族の血を引き、女主人ベロニカによって始まった家系です。アンブレラ社の創始者であるエドワードは5代目にあたり、6代目当主アレクサンダーの子供たちがアルフレッドとアレクシアなのです。
このアシュフォード家の血筋は徹底的に呪われています。
エドワードにはアンブレラ創設まもなくして謎の死が訪れます。アレクサンダーも失踪という、貴族の当主にあるまじき最期を遂げ、結果的にアルフレッドが7代目の当主になり、さらにはロックフォート島の司令官に任命されます。このポストは僻地のアンブレラの収容所と兵士訓練所の司令官であり、お山の大将的なものでしかありません。しかし、そこには隠された一つの計画があるのです…。
さて、ダークサイド・クロニクルズとしてベロニカのシナリオを再構築する上で焦点をどこに当てるか悩みましたが、私と権藤監督(デモ部分を担当されている監督です)はアシュフォード家を選ぶことにしました。アシュフォードの血の物語を我々は気に入っていたためです。それはなぜか?
権藤監督が初めてバイオハザードシリーズに参加したのが、オリジナルの「コード:ベロニカ」であり、私もじつはこのタイトルに絡んでいたため、二人にとって特別の思い入れがあったのです。そのためかリトライに近いチャンスといえ、前回できなかったことに挑戦したくなりました。
権藤監督が演出した、アルフレッドの抑えながらも不気味な演技は必見です。私も彼の狂気と崩壊をもっと表に出そうと、ゲーム部分やシナリオに色んな小技を入れてみました。それらが効果的に組み合わさって、呪われた血の物語が完成するのです。
今回のベロニカには“Game of Oblivion”というシナリオ名が与えられています。邦題にすると“忘却のゲーム”です。それがどんな意味を持つのか、残念ながら発売までは語ることなく“忘却”させてもらいます…。
■瀬戸康洋プロフィール
海外旅行好き。アンブレラ・クロニクルズ、ビートダウン等のディレクターを担当。ホラー小説が好きで、好きな作家はS・キング、マストなアイテムは初期の作品である「呪われた町」と「ファイアスターター」。この二作品、映像化されていますが小説が特にお勧めです。
2009.07.03

