ハイモデルのカタチ
ダークロではデモ部分や、高画質で表示する箇所用にハイモデルを作成しています。
ハイモデルはゲーム内だけでなく、HP用の素材やパッケージ、広告などでも使用することになり、キャラクターの個性・魅力を伝えるという重大な役割があります。
今回も主要キャラのハイモデル作成は前作UCと同じ上田暁さんにお願いしています。
上田さんはCGやモデル製作のエキスパートで、いくつかCG作成の本を出されています。
※ 3dsmaxス-パ-テクニック バージョン6対応(ソ-テック社)
もともとゲーム制作の現場で働いていた方でもあり、ゲーム制作のイロハもご存知なので、仕事が非常にしやすいです。
上田さんが特に得意とされているのがキャラクターの顔作成です。前作でもその魅力が十分に発揮されていましたが、今回はさらに目標を高く、魅力のある顔を作成してもらいました。
今回の製作に関しての流れは次のようになっています。まずは旧作のキャラクターの資料を集めます。これは旧作のイメージと乖離させないための大事な作業です。特にダークロはクロニクル(年代記)という名前が入った作品です。旧作をリスペクトしなければ始まりません。
次に顔のコンセプトを決めます。やはりその性格や外観、設定に合わせた顔というのはあります。意思が強いキャラクターなら強い目、眉を強調するなど、逆に役割によっては個性を消したほうが良いキャラクターもいます。
決まったコンセプトに沿って顔モデルの俳優さんを決めます。これは最近のバイオでは使っている手法なのですが、自然な顔を作成するには、やはり本物の顔データをベースにしたほうが高いクオリティなものを作れます。そのため顔役の俳優さんを決め、そのデータをベースとします。
そしてここからが上田さんの作業になるのですが、その顔を元にキャラクターに落とし込んでいきます。あくまでも俳優さんの顔データは参考程度で、それを個人のセンスでゲームのキャラクターとして作り直していくことになります。
もちろん俳優さんの顔をそのまま使うという選択肢もあるのですが、バイオシリーズでは、それをさらにかっこよく、ゲームのキャラクターとして成り立つように細かいところまで作り直しています。ただ、直しすぎてしまうとCGらしい人工的な部分が前面に出てきてしまうため、ここはバランスが求められてきます。
こうやって各キャラクターの顔が完成しました。特に今回は肌のリアル感と、顔に現実感を出すため、部分的に俳優さんのデータを利用した歪みも採用しています。
この顔が表情を持った時、新たなキャラクターの魅力が誕生します。
先日公開された“The Darkside”編のトレーラーをご覧になれば、その成果が伝わると思います!
■瀬戸康洋プロフィール
最近飼っているエアプランツが次々死亡中。チランジア系のエアプランツと食虫植物が好きで家に置いてます。当然バイオで好きなモンスターはイビー♡です。ウルトラマンのグリーンモンスとかオードリー(芸人に非ず)もいいですね。
2009.08.21

