2008年01月29日
デビル4をプレイしていただく環境について
発売日、近くなってきましたね。
妙にドキドキしてきたマツです。

さて、今日はさんこ(デビル3公式サイト担当)に登場してもらって、プレイ環境についてコメントしてもらいます。
デビル4に限らず、次世代ハードのソフトでは、プレイ環境によって受ける印象やプレイのしやすさが変わります。 比較的わかりやすく書いてありますので、一度、見ていってください。


こんにちは。知らない人ははじめまして。
デビル4企画のさんこです。

えー、今回はHP特別コラムです。
ホントは発売後のu-cap用の原稿だったんですけど、発売する前に見てもらわないとダメでしょ、という要望があってこちらへ。

で、内容はというとですね。
ゲームを最大限楽しむために」 というものです。
わたしの少しマニアックな趣味話に近いんですけどね(笑)


デビル4、今回は次世代機での開発でしたけど、ゲームが完成してもユーザーの方は”めいっぱい”楽しめてるのかなーって不安な事があるんです。
それはみなさんの家の「ゲーム環境」なんです。

皆さんはおうちのどこでゲームをしていますか?
どんなテレビを使っていて、どんな線で繋いでいますか?
ゲームの音はどうやって聞いていますか?

実は次世代機って以前のゲーム機よりもいろいろな機材に対応するようになったのでみなさんのゲーム環境が「よりバラバラに」なりました。
結果、ゲームにも影響が出てくるくらいの差が生まれていると思います。
そのことを知っておいてもらおうかなぁと思ったんです。
ちょっと難しい話ですがお付き合いください。
(厳密には違う説明が入ってたりしますが、できるだけ分かりやすいようにそうしています)


まず画面、なんですが、HD(ハイビジョン)以上かそうでないか、ですね。
今までの画面(4:3のブラウン管)とHD画面(16:9の720p以上)では画面のデータ量が数倍になっているので、同じ画を出しても情報量が格段に違います。
よってHD画面だと非常に美しく綺麗に見えます。
ネロやダンテの表情も細かく伝わります。
個人的には今回、ダンテの左手の動きに表現の進化を一番感じている(※)んですけど、それもHD画面なら指の動きまでしっかり見えます!
(※マニアック。だけど左手の表情を皆さんも感じて欲しい)

ゲーム的な部分で行くと、4:3とHD画面では画面に映っている領域が違うんですよね。
HD画面の方はワイド画面なので左右部分がたくさん表示されてます。

20080129_02.jpg
20080129_01.jpg

つまり、4:3では見えなかった部分に敵が居ることがHD画面だと確認できる(!)
これはゲームに影響してきます。
ちなみに、デビル4では4:3の人が不利にならないようにこの左右の領域に映っている敵は攻撃動作に入らないようになっていたりします。
(そういう意味でHD画面の方が有利です)
そういえば、この二つの画面。
体力バーの位置とかちゃんと画面に合わせて位置とか変わっているでしょう?
本コラムの方でも触れられていますが、手間をかけて両方の画面に対応したんですよ、コレ。
(なかなか気付かれない部分なのでHP上で褒めちゃいます。担当者、エライ!)


あと、もう一つ画面の話で。”入力遅延”というものがあります。
TVの仕組みの話なんですけど、最新のTVとかでゲームをすると、例えば攻撃ボタンを押してから実際にプレイヤーが攻撃を始めるまでには少し時間がかかることがあるのです。
この時間…0.2秒とかそのくらいなんですけど、デビルみたいに秒間60フレーム(※)のゲームだと操作に影響が出てきます。
ネロのイクシードとかダンテのロイヤルブロックとかのシビアなタイミング操作が難しくなります。
(※ものすごく滑らかに動く、と解釈してもらえば良いです)

この原因は、主に最近の液晶TVなんですけど、画を少しでも綺麗にするために 入力された映像を一度処理してから画面に出すんですね。
つまりその時間分だけ実際の入力より遅れて出てくるんです。
TVの時報が実際の時刻と少しずれてたりするのは、これのせいだったりします。
ゲームで分かりやすく書くと、
 (ボタンを押す)→(綺麗にする処理をする)→(押した結果が表示される)
という流れて遅れているのです。
ビデオ録画した番組などは遅れていても気にならないですけど、ゲームだと自分で入力しているので、あれ?と思うわけです。

で、大抵この手のTVは設定でこの処理を無くすことができます。
ゲームモードとかスルーモードとか呼び名がいろいろあるのですが、それを設定すると
 (ボタンを押す)→(表示される)
となり、表示するまでが早くなります。
ちなみに余談ですが、仕組み上の問題でどれだけ頑張っても液晶画面は画を出すまでに時間がかかるので最速でも今までのブラウン管のほうが早かったりします。
これはもう、液晶メーカーさんに頑張ってもらうしかないのですが。

実は…このへんの話って触れる機会の多い開発チーム内でも知らない人が多いんです。
ということはなおさら一般のユーザーの方は知らないだろうなーと思うんですよね。

デビル4開発を始めた時に、開発チームで様々なTVを用意していろいろとテストをしたんです。
そしたらTVの設定をしないといろいろと差が出てくることが分かったんです。
設定しなければ遅延するし、色調整をしないと画面が黒っぽくなったりするし、と。
でもここはTVの設定なのでユーザーの方にそれぞれTVに合わせてやってもらうしかないんですよね。

なので…デビル4ではゲームを始めた時にTVの設定をしてくださいっていう メッセージ画面をお願いして出してもらいました。
あとオプション内で設定の目安となるカラーバー表示もしました。
わたし達がやれることはこれくらいですから。


うーん、難しい話ですねー。
分からない人はチンプンカンプンですね。
まぁ、良く分からない人は詳しい人捕まえて聞いてください。それが早いです。
ジュースとか持ってって買収しましょう(笑)。


ちなみにいろいろと問題はありますが、やっぱりHDの画質は本当に綺麗です。 HD画質の細かいところまでわたし達は作りました。
是非、HD画面でデビル4をプレイして欲しいと思います。
画面との接続も付属のコンポジット(赤白黄のケーブル)ではなく、HDMIもしくはコンポーネント端子、D端子くらいで接続して高解像度出力して頂ければかなり綺麗になります。
(一度体験すると戻れなくなります)

と言っても大きなTVは値段が高いし場所も取るので、なかなかそんな環境にできないのも事実。
実は一番身近なHD画面は、みなさんが今この文章を読んでいるパソコンのモニタだったりします。
パソコンのモニタは小さくてももともと解像度が高いのです。
これだと比較的安い投資でHD画面でゲームをすることが可能です、が。
TVよりもちょっと高度な方法なので…やりたい方は詳しい人を捕まえて買収工作で(笑)。


さて、もうひとつのゲーム環境の話もしておきましょう。
画面だけじゃないです、「」です。
次世代機は流石です。デビル4は5.1chサラウンドに完全対応しています。
えーと解説すると、5.1chサラウンドっていうのは前に3つ後ろに2つ&ウーファーのスピーカーを置いて音を出して、立体的な音場を作る環境のことで、いわゆるホームシアターセットとか言われて売られています。
他にも仮想的に実現するシステムなどいろいろ種類もあるようですね。
これもなかなか敷居の高い環境設備ですが…あれば世界が変わります。

立体的な音響から来る臨場感は凄まじいです。
皆さんのゲーム環境は多分左右2つで別々の音を出せるステレオ環境だと思うのですが、今までは右だけで出ていた音が、右手前から右奥へ動くことを感じる音になったりします。
文章では上手く伝えられませんが、「自分がその世界に居る」感覚が味わえます。
世界に完全に入り込んでしまいます。

そして、このサラウンド環境はゲームプレイにも影響してきます。
例えば敵。
5.1chに対応しているので、敵の距離や位置によって音の出方が変わり、 ”画面に映っていない敵”の位置と動作音が立体的に分かるようになります。
この情報は結構大きいですよ。
この環境を整えたい方は…やっぱり詳しい人に(略)。


と、こんな感じで長々と説明してみましたが。
なんか電器屋さんの宣伝みたいですねー。あっはっは。

正直デビルをプレイしている方で大きい液晶TVとかサラウンドのある環境で遊べる方がどのくらいいるかは分かりませんが、これから増えてくるとは思います。
そして、我々も次世代機ということで細部まで作りましたのでみなさんにもそれを少しでも多く感じて貰いたいと思って一筆取らせて頂きました。

というわけで、是非快適なゲームライフを!
技術屋さんこでした。ではでは。




いかがでしたか?
私は「入力遅延」の話がとてもタメになりました。 テレビを買い換えたばかりで液晶とブラウン管のテレビが両方ある方などは、両方に接続してみてみるのも面白いと思いますよ。 プレイ感覚や見えるものなど、かなり違うと思います。
私は両方あったら間違いなくHDテレビでプレイしますけど(笑) 多少遅延があっても個人的にプレイするには気になりませんし。

といったところで今日はここまで。
それではまたっ!

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