カプコン25周年スペシャルDVD!
プロデューサー:大原晋作 | Main | How to ローカライズ その2
ディレクター:江口篤洋
2008.04.04 ( 金 )
「オーディション!」
プランナー:太田紘平
皆様こんにちは。
花粉症によく似た症状で悩まされているものの、
ほのかな意地でそれを認めたくないプランナーの太田です。
さて、今回は「オーディション」についてのご紹介です!
何のオーディションかと言えば…
勿論、『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲』のキャラクターボイスを
お願いする声優さんです。
GOWファンの方はご存知の通り、本シリーズの日本国内版は
これまで声優さんによるオール吹き替えで製作されてきました。
最新作である我らが『落日の悲愴曲』もその例に漏れず、全編を通して
シリーズおなじみのキャストによる吹き替えボイスで楽しむことが出来ますが、
今作はPSP版の完全新作なので、敵味方共に新キャラクターも色々と登場します!
当然そうなると新たなキャスティングが必要になりますね。
開発側から要望を出す事もありますが、今回は収録スタジオ(※)の
とっても頼りになるレコーディング・ディレクターの方が
英語版ボイスに声質が似ている声優さんをキャスティングしてくれました。
(※収録スタジオ:ACクリエイト)
それでもキャスティングイメージが難しいキャラクターがいた場合や、
その候補が複数人いる場合などはオーディションを行うことになりますが、
結果的に今回はゲームに登場する「ある一人の重要キャラクター」に対して
オーディションを行うことになりました。
さて、まずオーディションに必要なのは、当然ながらそのキャラクターが
登場するシーンの映像と、そのシーンで用いられるセリフ原稿です。
これらをスタジオ側へ渡すなどの準備を行い…
いよいよやって来たオーディション当日。
今回は該当キャラクターに近いイメージを持つ声優さん数名に
お越し頂くことになりました。
その方々のプロフィールを見つつ、大原Pや江口Dとあれやこれや言いながら現場に到着!

↑初めて収録スタジオに入り、やや緊張
担当の方々へ軽くご挨拶の後、すぐにオーディションが開始!
サクサクと事は進みます。
テーブルに用意されたおやつに手をつけるヒマもありません。
既に到着していた声優さんには、ゲーム中の映像に合わせて
幾つかのセリフを読んで頂きました。
オーディションはもとより、アフレコに参加した事もない僕にとっては
生で声優さんの演技を拝見するのは初めての事でしたが…うーん、
プロの凄さに驚嘆し、やはりテーブルにあるおやつを手に取るのがためらわれます。
それにしても、皆さんそれぞれがキャラクターにしっかりとご自身のテイストを
上乗せしており、それぞれが別の魅力的なキャラクターとして動いています!
(こう書くと当たり前なんですが、実際に目の当たりにすると素直に凄いです)
…とは言え、ボンヤリとしている訳にも行かないので「奮闘記」らしく少し働きました。
この時にローカライズスタッフとしてやる事は、主に現場での「台本調整」です。
(この作業の詳細は、いずれ「アフレコ」の回でお伝えする予定です!)

↑PCで台本を随時修正。
オーディションに使われた部分だけでも、現場で結構変更されました。
また、「このシーンはこういう場面です」という演技に向けた補足説明や、
場合によっては「もうちょっとこんな感じで」という要望も行いますが、
この辺りはレコーディング・ディレクターの方や上司の二人が主導で
バシバシと進めて行きます。
そんなこんなで無事収録が終わった後、大原Pをはじめ
全員で収録されたボイスを繰り返し聴きながら選考するものの、
それぞれの声優さんが良い味と巧さを出しており、やはり簡単には決められません。

↑「どうすりゃいいんだー!」
困難な選考の最中、マイクを前にアフレコ装備で吼える大原P
その日はとりあえず収録したデータを持ち帰り大原Pが検討する事になりましたが、
僕にとっては初めての収録スタジオ潜入からオーディションへの立会いなど、
色々と刺激的な一日となりました。
一つ残念な事と言えば、結局スタジオにあったおやつを食べられなかった事でしょうか。
ちなみにオーディションの結果ですが、
この数日後に大原Pが無事ひとりの声優さんに絞り込み、
「ある重要なキャラクター」は、その方へお願いする事になりました!
(残念ながら、まだ詳細は言えません…)
さて、オーディションも無事終わってキャスティングが全て済んだという事は、
いよいよボイス収録です!…が、その前に収録で使う台本を作らなければなりませんねー。
という訳で、次回「台本校正」をお楽しみに!



