ついに発売日決定!!!
プロデューサー:大原晋作
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ディレクター:江口篤洋

2008.04.25 ( 金 )

「校正」
プランナー:太田紘平

皆様こんにちは。

日本全国がもうすぐGWに突入―!という期待に胸躍る週末かとは思いますが、
どこかに出かけるだけがGWではありませんよ!

休日にあえてのんびりと、ご自宅でコーヒーとおやつでも用意して
窓を開け、さわやかな春の日差しの中でゲームをたしなむというのもまた一興。
GWのうちの一日だけでも、そうして過ごしてみてはいかがでしょうか?
…と思う、(GWも仕事になりそうな)プランナーの太田です。

さて、僕が所属するチームの仕事はこのブログのタイトル通り、
海外の優良タイトルを日本国内向けにしっかりと「ローカライズ」して
ユーザーの皆様にお届けすることにあります。

ローカライズと一口に言ってもその業務は様々に渡りますが、
今回はその中でも一つの醍醐味であり、同時に悩ましくもある
「校正」をご紹介します。
※一般的に校正という場合、
主に「文字・文章を比べ合わせ、誤りを正すこと」を示します。
また、ローカライズの過程では「リライト」とも言います。

では、具体的に「校正」とは何をするのか、
そのご説明をする前にまずは膨大な英語テキストを
日本語に訳す必要がありますので、一旦そのご説明を。

ユーザーの皆様がゲームをプレイしているとなかなか実感は無いかもしれませんが、
ゲーム中で使用されている文章はキャラクターのセリフはもちろん、
各種メッセージなどを含めると実は結構な物量になり、
純粋なアクションゲームであるGOWシリーズでも例外ではありません。
そこで、まずはこの大量のテキストデータを翻訳会社へ送り
ざっと直訳をしてもらいます。

しかし、この段階の日本語訳はゲーム内容をしっかりと理解した上で
なされたものではないため、このままをゲームに乗せてしまうと
色々と不都合が出てきてしまいます。

例えば、キャラクターの言葉遣いが皆同じであった場合
年齢・性別・性格付けなどのせっかくのキャラクター性が失われてしまいますし、
ゲーム中の世界観、時代設定等を損ねる表現やセリフ回しがあっては、
ゲームの雰囲気が台無しになってしまいます。
また、単純に和訳できないゲーム中の特殊な用語や固有名詞もあるので、
これらもゲーム進行で不便のない様に、限られた文字数の制限に従いつつ
より理解しやすい表現に変更することもあります。

…という様に、
概ねこの様なこと(きっとまだ他にもあると思いますが)を気にしながら
直訳された膨大な量のテキストをゲームの内容に合致した日本語へと最適化する
作業を行う必要が出てきますが、これがローカライズにおける「校正」です。

そして、この作業の結果としてユーザーの皆様が海外タイトルを
違和感なく楽しんで頂くことができれば、僕らの仕事は成功したとも言えます。
(つまり、校正したことがゲーム中で目立たなければ目立たないほど
その校正は上手くいったという事になります。)


さて、校正を経てゲーム中のテキストがある程度形になって来たところで
気にする点がもう一つ、アフレコに向けた台本の作成があります。

今作を含め、GOWシリーズの日本国内版は日本語吹き替え作品
今作は字幕も出ます!)なので、ゲーム中の映像でキャラクターが
口パクをしている間に必要なセリフを全て喋らせなければなりません。

翻訳会社から納品された日本語訳は原文からなるべく忠実に
翻訳されたものであるため、当然ながら大抵の場合はキャラクターの口パク中に
セリフが収まりません。

そのため、前述した色んなことを気にしつつ、
それはもうこねくり回す様にしてセリフをまとめていくんですが、
ここで江口Dから学んだことがあります。

・映像を観ながら台詞を「実際に声に出して読む」。

理由としては、当然ながら口パクをしている時間内で
セリフを言い切れる様にする「文章の長さを調整する作業」を行う上で
必要な手法だからなのですが、心の中でセリフを読むのではなく
「実際に声を出す」という所がポイントです。

なぜかと言うと、セリフを黙読しただけでは
声優さんが実際にそのキャラクターを演じた際の「息継ぎ」、
タメや間などの「演技」そのものを考慮していない
台本になってしまうからです。
こうして書くと当たり前ですが…

しかし、ちゃんと音読した上で文字数を調整し、
「よし、これで時間内に収まる」と思っていたセリフでも
実際にアフレコをしてみると微妙に尺へ収まらないという事がどうしても起こります。
これにはアフレコ時に台本を逐次修正していくことで基本的には対処可能ですが、
中にはどうしても「こう言わせないと伝わらない」「この言葉は入れなければ」という
削りたくないセリフもあります。

こういった場合は言葉を削ったり適切な代案を出すことが難しく苦心しますが、
実際にアフレコに立ち会った際、キャラクターそれぞれの特徴や色々な感情
セリフの裏に潜む意図の様な「是非ともプレイヤーに伝えたい」という類のことは、
『声優さんの演技次第でしっかり表現できるんだ!』と体感しました。
校正だけではなく、声優さんの演技によってもローカライズはより完成に近づきます。
うーん、実に頼もしい存在です。

それでは、次回はこの辺りを含めて、
声優さんによるボイス収録の様子などをお送りしたいと思います。


次回「アフレコ」をお楽しみに!

太田プランナー

2008.04.25 17:00 | コメント (4) | 3.太田プランナー

コメント

色々と大変なんですね。
今作はとても期待しています。
がんばってください^^

投稿者 : Dante | 2008.05.01 19:43

規制なしでお願いします!!

投稿者 : ton | 2008.04.29 15:01

海外版になるべく近づけて下さい。
よろしくお願いします。

投稿者 : nostra | 2008.04.27 22:04

字幕や吹き替えの裏にはこんな苦労があるんですね。
適当な言葉が出るまで何度も書き直したり、声に出して確かめたり…
敬意を払います。

投稿者 : kk | 2008.04.26 13:48

 

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